ソーバーキュリアス

砂糖断ちを始めて6ヶ月が経ちました。ルールは甘いお菓子を食べない。果物は食べてもOK。100%果汁ジュースであってもNG。食物繊維が取り除かれているため、摂取後に血糖値が急上昇するため。基本的な味が塩っぱい調味料やお煎餅にもに隠し味として砂糖や異性果糖が使われているが、これらは気にしすぎない。また、ストレスが溜まらないようチートデーを設け、たまーに甘いお菓子を許しています。チートデーの間隔は延びています。確実に甘い物欲求は低減しています。成果ですが、夜間頻尿が激減したことによる睡眠の質が向上したことに加え、体脂肪率が9%から6から8%に落ちました。通常、体脂肪が10%を切るとシックスバックが現れるのですが、ヨギは割れません。ウェストは細くなります。6月にテーラーで計測した胴囲は66センチでした。

砂糖断ちに加えて行っているのが、断酒。意識をして行ってはいませんが、目に見えて飲酒量や機会は減っています。まぁ、サラリーマン時代に比べ飲みの誘いやストレスは減っていますので、自然な成り行きでしょう。今年の飲酒回数は6回。一度の飲酒量はビール2杯程度です。最後に飲んだのは6月上旬でした。アルコールには、砂糖やカフェインと同様、利尿効果がありますので、断酒も睡眠向上に寄与しているのでしょう。

「酒は百薬の長」と言いい、ある程度までの飲酒習慣が健康寿命を伸ばすとよく言われます。魚介類とオリーブオイルを豊富に使った地中海食とワインの飲酒の習慣が、ギリシャ人やイタリア人の長寿の秘訣とか、フランス人の心臓疾患の罹患率が低いのはボリフェノールが豊富なワインをよく飲むからと言われています。一方で、2018年に医学雑誌のランセットに掲載されたケンブリッジ大学などの論文では「お酒は百害あって一理無し」と結論づけています。どっちを信じれば良いのだと言いたくなりますが、最新の医学論文に軍配が上がるのでしょう。

「ソーバーキュリアス」という言葉があります。”ソーバー”は「しらふ」、”キュリアス”は「興味ある」です。飲めるけど敢えて飲まないライフスタイルです。2018年にイギリス人作家のルビー ウォリントン氏が自身の著で提唱しています。確かに、ビールの美味しいのは最初の一杯で、後は惰性で飲んでいたり、居酒屋の飲み放題で元を取ろうとせっせと飲んでい人も少なくないのでは。しかしながら、お酒を飲みすぎると二日酔いになったり、息臭くなったりします。本人は気がついてないかも知れませんが、家族や周りの人が迷惑です。また、就寝時の歯磨きもおろそかになったりもします。

日本人はお酒に弱いです。4割がお酒を分解する酵素を十分に持っていません。5%は一滴も飲めません。私はこの4割に入ります。そのような人でも、訓練である程度は飲めるようになります。粋にお酒を嗜む大人になりたいという願望から、酒飲みになった人も多いと思います。私も「日本酒は〇〇が良い」とか「ワインは。。。」とか蘊蓄を語ってたかなぁと振り返ります。恥ずかしいですが。次にお酒を飲むときは、「果たして私は本当に好きなのか。」と自問してみるといいでしょう。