湯シャン

シャンプーを使わずにお湯だけでの洗髪、「湯シャン」。英語では”No Poo (No Shampoo)”と言うようです。界面活性剤を含有するシャンプーやリンスの使用を控えることで薄毛や白髪を予防できると一部の人の間で広がっています。日本では、「シャンプーをやめると髪が増える」の著者の宇津木龍一医師が提唱しています。私も始めて2年が経過しました。

 

約3年前、ついに私にもハゲの症状がやって来ました。つむじ周りの薄毛なので気づくのが遅くなりました。その前から進行していたのでしょう。洗髪後の抜け毛が急に増えたのを覚えています。皮膚科の先生に相談しました。AGA(男性型脱毛症)と診断され、プロペシア錠を処方してもらいました。月々約7,000円の負担です。当然、保険適用外です。効果は徐々に現れて来ました。しかしながら、先生曰く、「ハゲたくなければ、服用し続けれること。」そのようななか、宇津木龍一先生を知りました。

 

「湯シャン」を始めましたが、すぐには効果は現れません。シャンプーで洗髪をしていた人が使わないとなると、洗髪後の髪の櫛通りが良くなかったり、髪がなんとなくベトベトしている感じがして洗った気がしません。6ヶ月したあたりから、明らかに抜け毛が減少していきました。この頃になる髪のベタつきが無くなりサラサラになりました。ハゲも改善して来ました。宇津木先生曰く、シャンプーで洗髪すると、頭皮の脂が必要以上に洗い流され乾燥するため、フケが目立つようになり、その後、頭皮が元に戻そうと多量の皮脂を分泌するため髪がベタつくとのことです。いきなりの「湯シャン」は厳しいなぁと言う方は、シャンプーの頻度を徐々に減らしていく方法も有効でしょう。これ、英語では”Low Poo (Low Shampoo)”と言うようです。

 

宇津木先生ですが、現在はお湯ではなく水での洗髪を勧めています。ご自身の頭髪で試したのをネットでも公表していますが、効果がありそうです。

 

最後に「湯シャン」の経済性について。シャンブーやリンスを買わなので経済的です。AGAの治療薬も買う必要もありません。もう一つ、水道代。シャンプーに含まれる界面活性剤を完全に洗い流すには長時間濯がなければなりません。よく言われるのが、洗髪する時間の倍をすすぎに使えですが、「湯シャン」ではその心配はありません。また、界面活性剤は市販の石鹸にも含まれていたりします。私は身体を洗うのに石鹸を使うのも辞めました。