読書について

現代人は忙しすぎて読書に時間を割けないのでしょうか。ある調査によると、現代人の約半分が月に一冊も本を読んでいないとのことです。米国でも日本でも似たような傾向です。また、日本の別の調査では、小学生が月平均3冊読んでいるのに対し、高校生の平均の読書量は月1.6冊です。年を重ねるにつれ、読書量は低下していきます。「たくさん本を読むと頭が良くなるよ」と先生が言うので、純真な小学生は本を読み、学年が進むにつれ、ゲームや他の楽しい誘惑に負け本を読まなくなるのでしょうか。最終的には、二人に一人が読書の習慣から離れてしまう。。。。

 

読書をすると、語彙力や思考力が高まると昔から言われていますが、最近の研究では、ストレス軽減や認知症の予防につながるとも言われています。私は月に8から10冊読みます。自分自身、読書家とは思っていませんが、読書量を増やすコツについて考察していきます。

 

まずは、どのくらい本にお金を費やすかについて。気になった本は本屋で新刊を買いますが、図書館もよく利用しますし、古本屋も活用します。また、最近では電子書籍も活用するようになりました。実際の本の方が好きですが、電子書籍の持ち運びのよさには勝てません。そして、実物の書籍より安い場合が多いです。よって、月の書籍代は5,000円くらいです。高いですかね?

 

一冊読み終えたら次の一冊というのが一般的な本の読み方でしょうが、私は2から3冊を並行して読みます。一冊は机の上に置いて家にいる時に読み、別の一冊はカバンに入れて外出時に読み、電子書籍も読むという具合です。連続ドラマを3本見ている感じです。また、気に入った本は読み返します。理解が深まるとともに最初に読んだ時の印象が変わっていきます。こちらは再放送って感じです。

 

読書はしたいが時間がないとお悩みの方も多いと思います。私の場合は朝起きた時に30分から1時間本を読むのを習慣化ています。また、通勤、通中の読書は時間の有効活用になると思いがちですが、電車やバスは揺れるので読書しづらいです。眼精疲労の要因になったりしますので、移動中の読書はほとほどにしています。ですのである程度の読書時間を1日のスケジュールに組み入れるのが良いです。

 

外国語を勉強している方であれば、勉強している言語で書かれた本を読むのもお勧めです。洋書を読んでいると知らない単語が頻繁に登場しますが、いちいち立ち止まって辞書を引くと、読書のリズムが崩れます。ある程度は想像を働かせて本の要旨を理解します。さまよい始めたら辞書に頼ります。けっこう既知の単語の別の意味を知ることも多いです。また、洋書については電子書籍によりより身近になりました。どうでしょう、英語は日本語と文法的な構造がとても異なるので、外国語での読書は脳トレになると感じます。

 

日々読書する、並行的に読む、読見返す、洋書を読むで読書量とスピードは上がっていきます。