少食で免疫力を高める

11月に再度3日断食を行いましたが、好転反応は初回に比べ穏やかでした。好転反応は糖質代謝の体質から脂質代謝(ケトン体代謝)に切り替わることで起こりますが、少食生活にも慣れ体質時代がさらにケトン体質になっているのかなと思います。

 

さて、「腹八部で医者知らず。」と昔から言われています。一方で「食べて体力をつけて病気をやっつけよう。」とも言います。どちらが正しいのと言いたくなります。「食欲の無い病人に無理に食べさせるな。」という言葉もよく聞くし、「トマトが赤くなれば医者は青くなる。」(トマトは栄養があり万病によい)なんてことわざもあります。

病気のときは、食べたほうが良いのか食べないほうが良いのか分からなくなります。

 

言えるのは、現代人の食事が糖質過多でミネラルやビタミンが不足していることです。糖質や炭水化物を控えて、野菜をもっとたぺましょうとのことでしょう。厚生労働省は一日に350グラム以上の緑黄色野菜を摂取しましょうと呼びかけていますが、どれだけの方が達成できているのでしょうか。ベジタリアンの私でも怪しい。

 

正直、どの栄養素をどれだけ摂取すれば良いかなんて勘案しながら食事するのは無理では無いでしょうか。ならば、病気と栄養に関する言い伝えの中で「食べない」を選択するのは賢明ではないでしょうか。野生の動物は体調不良のときに断食すると言います。

 

「食べない」がなぜ病気の回復を助けたり免疫力を高めるのか以下にまとめます。

◎消化にかかるエネルギーを免疫に活用できる。

◎血糖値を上げない。

◎腸内細菌を良好に保つ。(糖質は悪玉菌の餌になるので。)

◎オートファジーが機能する。空腹時に身体は古い細胞だけでなく体内に棲む細菌をも活用し新しい細胞を作るようになる。

 

コロナ禍で家に居る時間が増えるとついつい食べ物に手が伸び勝ちになります。しかしながら、「少食」が免疫力を高める対策になります。皮肉です。食欲を抑えるには食べること以外のことに熱中することかな。外出が制限される中で難しいかもしれませんが。