上位10%

歩きお遍路を決意し、足以外の交通手段は使わずに最後まで歩く人は10人に1人とも言われます。医師、弁護士、会計士、薬剤師、管理栄養士、建築士鍼灸師、通訳などの専門職の資格試験の合格率も10%と言ったところではないでしょうか。資格によってはもっと低いと思います。歩きお遍路を結願するのはこれらの職種に就くのと同じくらい価値のあることと言えます。

 

誰しも何かの分野で上位10%に属しているのだと思います。自己分析をしますと、私にもお遍路以外にいくつか思い当たります。その一つが、体脂肪率の低さです。現在、5から7%台で推移しています。体脂肪率についての人口統計が公表されているかは分かりませんが、体脂肪率10%以下は国民の1%程度ではないでしょうか。一般的に体脂肪率が10%を切ると、腹筋が割れてきます。いわゆるシックスパック。しかしながら、ヨギ(ヨガ行者)には現れません。ヨガのアーサナはアウターマッスルではなくインナーマッスルに効かせるものだからです。ヨギのお腹周りの特徴は、細くて薄いことです。私のウェストは65センチです。男性にしてはかなり細いです。

 

私は50代ですが、同年代の多くが若い時に比べて痩せ辛くなったと感じています。歳を重ねると代謝は落ちるものと諦めている人も多いと思いますが、どうしたら体型を維持できるか秘訣を考察しようと思います。

 

1.1日2食

3年半前に朝食を食べるのをやめました。朝に空腹を感じなくなったことと、当時、間欠式断食とその利点について知ったので朝食をやめました。お腹が空くと、身体はエネルギーとしてい糖質を代謝していたのを脂質に代謝に変更します。6ヶ月で約10キロ体重が減り、体脂肪率は約4%ダウン、11〜12%に落ちました。今年の初めには10%を切りました。

 

2.断食

3から4ヶ月おきに3日断食をします。断食後には体重は約3キロ減りウェストは62センチになります。断食の最大の利点はデトックスです。断食期間中は食べませんので食品添加物などの毒素は体内に入りませんので、毒素は排泄されるのみです。そして、体内の毒素が減れば脂質代謝も進むと言われます。また、断食の終盤には霧が晴れたように頭がスッキリします。断食をしないとこのスッキリ感は感じられません。

 

3.断酒 

2018年に医学雑誌のランセットに掲載された論文では、一滴のアルコールも健康には良くないと結論つけています。

 

4.砂糖断ち 

砂糖はお酒やタバコ同様に万病の元と言われます。しかしながら、ベジタリアンの私が砂糖まで摂取をしなくなると食べるものが無くなると寂しく思っていたのでなかなか踏み込めませんでした。ですが、友人や生徒さんの多くが花粉症で苦しんでいます。砂糖断ちで花粉症が改善した事例も報告されています。私は花粉症を患っていませんが、どのような健康効果が現れるか興味もありましたし、私の経験をお話しできると思い砂糖断ちを始めました。私の場合は夜間に尿意で目が覚めるケースが激減しました。そして、砂糖断ちを始めて6ヶ月で体脂肪率も8%台に落ちました。

 

5.有酸素運動 歩く、ジョギングする、自転車を漕ぐ、泳ぐなどの有酸素運動で体脂肪は減ります。私の場合は、お遍路後には体脂肪率が1〜2%落ちます。お遍路期間中は20〜30キロを日々歩き、期間は1〜2週間に及びます。しかしながら、体重は落ちません。微量ですが増えることもあります。と言うことは、脂肪が筋肉に変わったのでしょう。

 

健康維持が目的でしたら体脂肪率は15~20%が理想的でしょうか。ご自身の体脂肪を適度に減らすためにも上記をご参考くださいませ。