継続は力なり

「継続は力なり」と言われるように、何事も日々継続すれば上達します。2月になりましたが、年初に日々の努力を誓った方は多いと思います。果たして、年末まで継続できているでしょうか。学生のころは良く、年初や年度初めにいろいろ挑戦しました。ジョギング、読書、英語ラジオ口座。結構、三日坊主に終わったものもありましたし、中弛みしたものもありました。なぜ三日坊主に終わるのか振り返ると、若い頃は少しでも早く上達したいと気持ちが前のめりになり、当初の練習負荷をかけ過ぎていたような気がします。でも、気合はそんなに永く続くものではありません。物事は練習量に比例して上達するものではなく、停滞期が訪れます。「こんなに練習しているのに。。。」と心が折れていたのでしょうね。

 

四国のお遍路を契機に、毎朝お仏壇の前で般若心経を唱えています。お遍路では札所を参詣するごとに般若心経を唱えます。最初はお経を読んでいましたが、今では暗誦しています。時間にして約3分。一年半になりますが、抑揚や流れなど日々の進歩を感じます。

 

最近身についてきたことがもう一つあります。就寝時のマウスガードの使用です。歯軋り対策です。なお、マウスピースは管楽器の口を当てる箇所に装着するものです。当初はマウスガードを歯に被せると嫌なもので、しないで就寝することもしばしばでした。今では、マウスガードをしないで寝た翌朝は、歯に力がかかっていた印象を感じ取れるまでになりました。今では、寝る前にマウスガードを装着するのが自然と行えるようになりましたし、就寝時に忘れていると装着しに起き返ります。無意識にできるようになるのも継続の成せる技です。

 

般若心経に戻ります。その260の漢字には仏教の考えが凝縮しています。日本には8世紀に中国経由で伝えられたとされ、今でも幅広く唱えられています。原典は仏教の発祥時にインドで話されていたサンスクリット語で書かれていました。プラニャパラミタ、サンスクリット語の般若心経です。音から中国語、日本語に訳されたとのこと。どうしたららハンニャシンギョウになるか。不思議です。

 

ヨガで唱えるマントラサンスクリット語です。インドでも既に話されていません。サンスクリット語は響きが綺麗に感じます。さあ、今年は既に1月も終わりましたが、ブラニャパラミタに挑戦しましょう。年末には暗誦できているでしょうか。