アクセントと表記

ポルトガル語の表記とアクセントの関係についてテキストでは、oxítona(最後音節にアクセント), paroxítona(最後から2番目の音節にアクセント)、proparoxítona(最後から3番目の音節の以前にアクセント)と学習しています。スペイン語の知識があるとかえってこの順序で勉強すると混乱します。私なりの理解でアクセントと表記の関係についてブログをいくつか書いていきます。    

 

原則、スペイン語では子音で終わる単語は最後の音節に、母音で終わる単語は最後から2番目の音節にアクセントが置かれます。

natural  <ナトゥラル> 自然な naturaleza <ナトゥラレーサ> 自然    

 

この点はポルトガル語も同様です。  

natural  <ナトゥラル> 自然な natureza <ナトゥラレーザ> 自然  

前者がoxítonaで、後者がparoxítonaです。

 

nやmで終わる単語は最後から2番目の音節にアクセントが置かれます。

hablan  <アーブラン> (彼らは)話す。 falam <ファーラン> (彼らは)話す。

これらの規則から外れるものはアクセント記号が置かれます。

también <タンビエン>  また também  <タンベン>-また

 

sで終わる単語も最後から2番目の音節にアクセントが置かれます。複数形にしてもアクセントの位置は変わりません。

palabra <パラーブラ> 言葉 palavras <パラーブラス> 

 

強母音、弱母音、二重母音

A E I O U の母音のうち、A E O は強く発音される母音で、IとUは弱く発音される母音です。

強母音+強母音で構成される綴り以外は二重母音として一つの音節として取り扱われます。

secretario <セクレターリオ> 秘書の *母音で終わる単語なので最後から2番目の音節がアクセント。 

 

例外についてはアクセント記号が付きます。

secretaría<セクレタリーア> 秘書

 

しかし、ポルトガル語では弱母音+強母音の組み合わせであっても、個別の音節として扱います

よって、

secretário <セクレターリオ> 秘書の secretaria<セクレタリーア> 秘書  

前者はparoxítonaで後者がproparoxítona。確かに混乱します。