睡眠の質をあげよう

日本人の平均数民時間は7.3時間。アメリカ人は8時間、ヨーロッパ人は8.6時間、中国人は何と9時間、それぞれ寝ています。OECD加盟国中最も睡眠時間の短いのが日本です。一般的に、健康を維持するためにも、日々の仕事のパーフォーマンスを十分に発揮するためにも、最低8時間の睡眠が奨励されています。しかしながら、日本では、長く働くことが美徳とされ、必然的に睡眠時間を犠牲にしていないでしょうか。さらに、長距離通勤で睡眠時間の短縮を余儀なくれている人は多いでしょうし、夜遅くに帰宅してついついテレビやパソコンを見てしまって更に睡眠時間を削っている人も多いのではないでしょうか。

 

私は、睡眠時間は8時間。夜の8時から9時には就寝、朝の4時から5時に起床しています。良質な睡眠のために色々工夫しています。なお、夜10時から深夜2時にかけて睡眠中ですと成長ホルモンが一日の中で最も分泌されます。

 

好きでいびきをかいたり、歯軋りをする人はいないでしょう。しかし、意識の働かない就寝時では仕方ありません。歯軋りの負担を軽減するのにマウスガードは有効です。私も使っています。歯医者で作ってもらいました。しかし、いびきは厄介です。睡眠時に扁桃腺が降下し気道を塞ぐことで、あのいびきの音が発生。太っている人やご高齢の方は要注意です。太っていると扁桃腺も太り、また加齢と共に扁桃腺組織に張りが無くなり降下しやすくなります。また、いびきをかいていることは酸素が体に十分に供給されなくなるため、睡眠時無呼吸症候群などの疾病や、場合によっては死に繋がる危険があります。いびきはとても危険です。

 

いびきをかいているということは、鼻が詰まっていますので、口を開いて呼吸しています。口を開けているということは、口腔内が乾燥しますので、虫歯や歯周病に罹患しやすくなったり、細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなったりします。鼻呼吸では細菌やウイルスはフィルターにかかりやすくなります。いびきだけでなく、睡眠時に口呼吸をしないためにも、日中は、話す時と食べる時以外は、鼻呼吸と口を閉じるのを徹底すると良いです。体が鼻呼吸を覚えます。また、鼻のフィルター機能を十分に発揮させるために、鼻うがいは有効です。いびき対策として鼻腔を拡張するクリップや口テープなどが売られていますし、いびきを治療する医療機関もありますので、お心当たりのある方は対策を取られた方が良いと思います。

 

さて、心地よく眠りに就くために、幾つかマイルールを設けいてます。まず、正午以降、コーヒー、緑茶、紅茶などのカフェイン入りの飲料は取りません。晩酌の習慣はありません。お酒を飲むと、睡眠の質は低下します。夕食は就寝時の2時間前までには済ませ、寝る時は胃の中を空にしまてす。就寝時30分から1時間ほど音楽を聴きます。掛ける音楽は静かなものを選びます。寝具は100%天然素材にします。少しでも化学繊維が混合していると、冬着に静電気が起きます。冬でも電気毛布は避けます。極力、電磁波の被曝から身を守るようにします。

 

綿100%や麻100%のパジャマは決して安くはありませんし、ベッドルームに置いているオーディオもそこそこのものを置いています。昨年8万円かけて修理したものです。しかし、睡眠にはある程度の投資は必要と思慮します。人生の3分の1は寝ているのですから。まだ、絹100%のパジャマは買っていませんので、近い将来。。。。