接続法は主語の意志や思惑や希望や予測を表現する時の動詞の活用です。スペイン語、ポルトガル語、イタリア語やフランス語ではお馴染みの動詞活用です。英語には動詞の説続法活用はありませんが、説続法の名残が残っているなぁていうのはあります。
さて、スペイン語の説続法過去の活用においては、"RA"形と"SE"形の二種類があり選べます。現在では"RA"形が多く使われています。
"Si yo fuera tu... " (もしあなただったら "If I were you" (英))
一方で、ポルトガル語には"SE"(sse)形のみです。
"Se eu fosse você "です。
ややこしいのは、"RA"形が直接法のさらに過去のことを表す活用として存在することです。説続法ではなく直接法です。
<例>
"El tren había salido cuando llegué a la estación. " -駅に着いた時にはすでに列車は行ってしまっていた。スペイン語
"O comboio havia saído quando cheguei à estação. "ポルトガル語
"havia saído"を"saíra"に置き換えることも可能です。
"O comboio saíra quando cheguei à estação.
20世紀初頭の哲学者のオルテガの「大衆の逆襲」"La Rebelión de las Masas"では、"SE"形が多用されています。元々は"SE"形だったのでしょうね。
20世紀初頭のスペインの哲学者の