ポルトガル語には説続法未来形が存在します。スペイン語では使われません。かつては存在していた様です。コインブラ大学でのポルトガル語夏期講習にて、中南米からのクラスメートですらこれに面食らっていました。
説続法未来形の活用 - falar(話す)
eu falar nos falarmos
tu falares
ele/ela falar eles/elas falarem
*不規則活用の動詞もあります。
説続法未来形が使われるのは次の場合です。
(1) quando (〜するとき)やse(〜したら)の節にて。
Chama-me quando (tu) chegares à estação. 駅に着いたら電話して。
Não sairei de casa se chover manhã. 明日、雨が降ったら外出を控えます。
*他の副詞節では説続法現在を使用。一部、現在と未来のどちらとも使用できる副詞もありますが。。
(2) quanto mais ..説続未来. mais ... 〜すればするほど。英語の the more the more。
Quanto mais cedo começar, melhor será. 善は急げ。思い立ったが吉日。
(3) 誰でも、いつでも、どこでも(英語のwhoever,whenever,wherever)に続く動詞。
(Queira) quem quiser pode participar deste festival. どなたでもお祭りに参加可能。
*quuiserはquer(好き)の説続法未来。
Queira quando quiser, pode chamar-me. 何時でもお電話ください。
Venha onde vier, será bem vindo. あなたは何処でも大歓迎。
*vier = vir(来る)の説続法未来。
スペイン語からすると面倒ですが、割り切りましょう。