アンソニー ファウチの正体

2021に刊行された「アンソニー ファウチの正体」ロバート ケネディ ジュニア著を読みました。邦訳はされていません。900ページに及ぶ対策で英文ですので時間がかかりましたが、コロナ禍の構図がよく理解できました。以下にその要旨をまとめます。

 

「アンソニー ファウチの正体 

    - ビル ゲイツ、ビッグファーマ 民主制と公衆衛生についての地球規模での戦争」

  (原題)   The Real Anthony Fauci / Bill Gates, Big Pharma, and the Global War on   

             Democracy and Public Health (2021)

 

【著者】 

ロバート ケネディ ジュニア(RFK Jr.) 

 弁護士、環境活動家、作家。2006年からワクチンの危険性を警鐘。しかしながら、大手メディアは氏の記事や論文を取り上げない。

 主な訴訟:  

 公害訴訟 デュポン社に対し約700億円の賠償請求

 2017年 モンサント社 ラウンドアップの毒性に対する訴訟

 2018年、カルルフォルニア、サンフランシスコの校庭で作業していた男性が悪性リンパ腫に罹患、当時使用していた除草剤(ラウンドアップ)にその原因があるのではと、製造元のモンサント社に対し訴訟。結果、「グリホサート(ラウンドアップ)は発がんの危険かがある」との機密文書が見つかり、カルフォルニア州は同社に対し約320億円の賠償支払いを命令。

 これを受け、米国、欧州の各国はラウンドアップは販売禁止に、アジアでも東南アジアや韓国でも販売禁止となっている。

    

父 : ロバー トケネディ 米国上院議員JFK政権下での司法長官、1968年の大統領選挙中に暗殺    

     される。 

伯父 : ジョン F ケネディ(JFK) 35代米国大統領 1963年暗殺される。

 

-推薦文-

 ナチス政権下での宣伝大臣ゲッベルスはこう言った。「嘘は一度いうだけなら単なる嘘だが、千回も繰り返せば真実になる。」人類にとっては悲劇だが、ファウチとその取り巻きから出てきたこの手の嘘は枚挙にいとまがない。RFK Jr.は十数年続けてきた嘘を暴く。

ーリュック モンタニエ博士

 

*モンタニエ博士はエイズウィルスの発見により2008年ノーベル医学生理学賞受賞。パスツール研究所長など歴任。ワクチン不要を提唱。2022年2月8日に逝去。享年89歳。

 

アメリカの薬はマフィアと同じくらい腐ってしまったのか。

ーオリバー ストーン(映画監督)

 

この本で明らかになったことは衝撃的で、いかに政治や政府が手懐けられてきたのか、いかに大手メディアが我々の日常を操ってきたかを暴露している。

ーランディ ジャクソン(ミュージシャン)

 

*「医師には三つの資質が必要である。嘘をつけること、正直を装うこと、そして人の臨終に際し平然を保つこと。」ジャン フロワサール(14世紀フランスの歴史作家)

 

アンソニー ファウチ 

1940年生まれ。医師、免疫学者。1984年からアメリカ国立アレルギー、感染症研究所(NIH)長官。2022年12月に退任。

ファウチ文書 ファウチ長官と米国や世界各国感染症対策責任者とのやりとりを記した866ページe-mail ワシントンポスト紙によりスクープされる。COVID-19は、2019年に中国の武漢ウィルス研究所から漏れ出したとされているが。感染に先駆けNIHは2014年から19年にかけて340万ドル(約3.7億円)を武漢ウィルス研究所に資金供与しウィルスの研究を依頼していた!?

 

ビル ゲイツ   

1955年生まれ。マイクロソフト創業。純資産約15兆円。発展途上国での感染症対 策に尽力したとして令和4年旭日大綬章を叙勲される。

 

ビル、メリンダゲイツ財団

2000年創設の世界最大の慈善団体。運用資産は5千億円とも。表向きの目的は世界の貧困を撲滅。しかし、実態としては財団を通して世界の医療、農業、エネルギーなどの支配権を握るのが目的では? メリンダはビルゲイツの前妻。

 

ビッグファーマ

グラクソスミスクライン 

ファイザー

・メルク

・サノフィ

・ジョンソン&ジョンソン

・ギリアド

 

ファウチ博士がNIH長官在任中に発生した主な感染症

HIV 1983

・AIDS

SARD  2003

・MARD  2014

デング熱 

・ジカ熱

エボラ出血熱

・COVID-19  2019

 

 

医療、公衆衛生についての米国の組織

FDA (Food & Drug Administration) 米国食品医薬品局 日本の厚生労働省に相当。医薬品の認可

 は同局で行う。

・NIH (National Institute of Health) 米国健康局

・NIAIDA (National Institute of Allergy and Infectious Disease ) 米国アレルギー感染症

・WHO ( World Health Organization ) 国連の機関

 

 

ファウチ博士の感染症へのアプローチ(こうなのではないか?)

 

  1. 感染症は公共衛生の乏しい発展途上国で発生するケースが多い。
  2. 発症した地域に調査チームを派遣。PCR検査を用い陽性者を特定。
  3. PCR検査はそれ自体、精度は高くはない。陰性であっても陽性と認定してしまうことも。
  4. NIH、NIAIDA を通じビッグファーマにワクチンや特効薬の開発を依頼。政府から助成金を拠出。
  5. ビルメリンダ財団も人道目的として多額の寄付を行う。寄付金は税金控除の対象。
  6. まずは、感染の最初に起こった国で試験的にワクチンや新薬を投与。
  7. 当該国は財政的にも貧しいため試験接種に協力せざるをえない。
  8. 試験接種の健康被害についてはひた隠しにされる。
  9. 大手メディア、学会等を通じ感染症の危険性を喧伝。
  10. 先進国でも大規模にワクチン接種を実施。
  11. ビルメリンダ財団はビッグファーマの株も取得しており、特許料や配当として還元される。新薬開発については国の財政が投入されている。

コロナ禍で資産を増やす

ビルゲイツの資産が増加。2000年の約6億ドルから2021年には約13億ドルに。有り余る資金を元手にビッグファーマの株を買い増し。

 

ゲイツ家とロックフェラー家

 

ロックフェラー

ジョンロックフェラー1世は1870年にスタンダードオイルを設立し、最盛期には90%のシェアを占める。業界独占に至る過程で、賄賂、カルテル、価格調整など違法な方法や倫理に反する手法が取られたと世間の目に写り、反感を買っていた。1911年、同社は最高裁判所の命令で34社に分割。

ビルゲイツの父、ビルヘンリーゲイツシニアは、ロックフェラー家の顧問弁護士を務めており、「資産の一部を公共目的のために活用する」ように助言した。

 

ロックフェラー財団 

ロックフェラー家は当時100万ドルを拠出しロックフェラーを1913年に設立。56万ドルの相続税が回避されたとされる。同財団は医療、健康、世界人口 2.農業、自然科学 3.芸術 人文科学 4.社会科学 5.国際関係を研究する。野口英世博士は同財団で黄熱病のワクチンを研究。医療、健康部門はその後の国連のWHOに引き継がれる。

 

「免疫か病原菌か」

当時の医学会では、病気の原因は免疫力の低下が原因か病原菌が原因かが議論されていた。議論の紆余曲折を経て、病原菌排除の考えが隆盛になり、医学会も病原菌対策に傾倒する。ロックフェラーの資金も製薬やこれを研究する医学部へ集中した。一方で、免疫学や栄養学は下火となる。その中で、集団ワクチン接種が社会全体での感染率低下になるだろうとの考えが支配的になる。

 

ワクチン開発について

イギリスの医師、エドワード ジェンナーが、1798年天然痘の抗体を弟子に接種させたのが起源。ワクチンは実験に実験を重ねて開発されるべきであるが、ここ50年のワクチン開発は机上の理論で開発している節がある。

 

プラセボ効果

病気の回復にあたっては、薬そのものの効果の他に自然治癒力や医師の励しや患者の病気に対する姿勢だったりが影響すると考えられる。新薬だけの効果を評価するにあたり、新薬の形状や匂いや色を似せた無効化の薬を用意し被験者に投薬するプラセボ試験が行わなければならない。しかし、最近のワクチン開発にあたってはブラセボ試験が行われた形跡が無かったり、公表されていなかったり、プラセボ試験の件数が少なかったりする。

 

優生学

ロックフェラー財団の研究テーマの一つが人口。「このまま人口が増え続ければ地球の資源は使い尽くされるだろう」との懸念の元、優秀な人種が残るべきであるとの考えに傾倒。

アーリア人至上主義を提唱していたナチス政権とも考えを共にすことから、ヒットラーにも多額の寄付をしていた。 黒人や黄色人種に優先的にワクチンを接種させ(健康被害を引き起こす)のは優生学と符号する。 

 

2010年 ビルゲイツは人口を制御するためにワクチンが使用されると明言。ワクチンを接種すれば幼児死亡率が低下し不要な出生を抑制するだろう。アフリカ諸国は先進国にくらべ乳幼児死亡率が高い。妊娠適齢期の女性への接種も推進している。RFK Jr はこれを疑っている。ゲイツ財団は国連の人口委員会にも多額の寄付金を拠出している。

 

Philanthrocapitalism (博愛資本主義)

起源は1941年8月の大西洋憲章。民族自立を主張。第二次世界大戦後のアジアやアフリカにて各国が独立。欧州宗主国は軍隊を引き上げるが、治安維持の名目で米軍が駐屯。独立国の経済支援の名目で、ビッグファーマを含む米国のグローバル企業も進出。

 

アフリカからの感染症が頻発。これは作り上げられたストーリーの可能性も。公衆衛生が先進国より劣っているとか亜熱帯であるとかの条件から市民はアフリカ発の感染症を納得してしまう。ビッグファーマはアフリカ各国でワクチンの接種をテストの目的で実施。アフリカ政府もこの支援(?)を受け入れる。実際、接種にきる健康被害が出ているが、ほとんど報道はされない。

「なぜ我々に」との疑問もアフリカの人々からも出ている。

 

「彼らは2つの病気から約30もの病気を派生させ。その要因を世界中のさまざま場所に特定させる。アフリカであったり、アジアであったり。そして陽性者を特定し投薬させるが、それらは症状が発症しておらず不要である場合がほとんどだ。」(キャリー マリス)1993年ノーベル化学賞

 

ビッグファーマ 医療産業複合体

1961年1月当時の米アイゼンハワー大統領は退任時の挨拶で次のように述べている。要旨は次の通り。

「現在アメリカには軍産複合体が存在しており、雇用や産業面で米国に深く根ざしている。このような産業は第二次世界大戦以前には存在していなかった。同産業はともすると戦争につながるが、平和的に運用しなければならない。」

RFJ Jr.はこれを引用し、米国に医療産業複合体が出来上がってしまったとしている。その規模は実に1兆ドル。

 

なお、私はアイゼンハワー大統領は「軍産複合体は危険極まりないので無い方が良い」と思っていたと思います。大統領としての立場上その明言は避けたのだと解釈しています。アイゼンハワー大統領は「ディープステート(アメリカを陰で操る国家内国家)」を最初に口した大統領です。トランプ大統領は「ディープステートを撲滅する」と次期大統領選に挑んでいます。

 

メチロサール

ワクチンはメチロサールいう防腐剤が使用されており、同防腐剤には水銀が使用されている。健康被害も出てきたことで、1993年時点で先進国では1993年段階でワクチンへのメチロサール使用の基準を厳格化。これを受け、ビルゲイツは先進国で使用不可となるワクチンをアフリカ各国に転用するようビッグファーマに指示。

同防腐剤による健康被害について450の論文が発表されている。2017年、著者と俳優のロバートデニーロは10万ドルを寄付し同研究を支援した。

 

 

生物化学兵器

1943年米軍が生物化学兵器の開発に着手。製薬会社に協力依頼。中心人物ジョージ メルク。部下のオルソンがLSDを投与され死亡。自殺と断定された。1972年、ニクソン政権下で生物化学兵器の研究は縮小。(ベトナム戦争での枯葉剤の世界的な非難も影響したのでしょう。)しかしながら、2001年の同時多発テロとその後に続く炭疽菌テロが起きたための生物化学兵器の研究が再燃。化学安全保障の名目で予算が2.7億ドルから17.5億ドルへの大幅増額されている。その中心人物はカレドック博士。

増額された予算を元に炭疽菌ワクチンを開発。兵隊への接種を義務付けるなどして製薬会社は増益。

 

 

HIV/ AIDS 

 

HIVやAIDSはアフリカやゲイに発症する仮説を提唱し、異論を挟ませない空気を醸成。

 

確実性の低いPCR検査で感染者をWHOに水増し発表させなど危険性を煽り、疾病対策予算を増額させる。1986年63百万ドルから90年には3.7億ドルへ。

薬の開発に協力を要請され犠牲になったのが米国のゲイやアフリカ人。

 

NIHのファウチ所長は AIDS研究に対する説明責任があるにもかかわらず、米国下院公聴会に出頭せず。

 

AZT  HIV/AIDSの特効薬、米国にて認可。 年患者負担1万ドル。1987年でAIDS患者が100万人に達する。

 

【参考-映画】ダラス バイヤーズ クラブ (2014)

 

 

 AIDS撲滅として2001年に150億ドルの予算が投入される。その内の5億ドルが新薬のネビラピンの試験としてアフリカの親子に投与された。同薬は肝臓に障害が残るとして各国で認可せず。

しかし、ウガンダ(貧困国)は投資を呼び込むため同薬をの効果を国民で試すことに名乗りを上げた。薬の有効性は報告されるべきだが。。。ウガンダ政府もおよび腰。人件費が安く薬の試験に参加させやすい。健康被害が出たとしても軽微な症状として処理された。

 

ビル&メリンダ財団は、2006年HIVウィルス開発として2.8億ドルを提供。19の国でワクチン試験接種。

 

ファウチ長官は、2008年、HINの予算から1.4億ドルをHIVの新薬開発に出資。8,500人の米国民が試験投薬に参加。

 

【参考-映画】ナイロビの蜂 (2008)

 

 

COVID-19

 

2018年 ライフスパン (デビッド シンクレア著 ハバード大学医学部教授 )の中で、「人類が滅亡す   るとすれば、伝染病が要因になるかもしれない。ビルゲイツ氏も同様の懸念をしている。」

2019年 21世紀の啓蒙(スティーブン ピンカー著 ハバード大学教授 )もシンクレアと同様の記述をしています。

 

2019年12月8日に中国武漢でCOVID-19の初の感染事例に先立つ、同年10月18日に武漢にて世界の軍人を対象としたオリンピック7回全世界ミリタリーワールドスポーツ評議会が開催された。100を超える国から一万を超える軍人が集結。

 

中国政府は、COVID-19は「コウモリ由来である」と主張。

 

感染に先駆けNIHのファウチ長官は2014年から19年にかけて340万ドル(約3.7億円)を武漢ウィルス研究所に資金供与しウィルスの研究を依頼していた。

 

2020 2月1日 ファウチ博士から生物化学兵器研究の中心人物カドレック氏へのe-mailにて、ファウチ博士は次のように吐露。
武漢研究所は巧みに真実を隠そうとしているが、人口的に作られた可能性が高い。」

 

後に、上記のメールを含め、ファウチ長官と米国や世界各国感染症対策責任者とのやりとりを記した866ページe-mail ワシントンポスト紙によりスクープされる。

 

転用薬

イベルメクチン レムデシビル 抗ウィルス薬。COVID-19が流行しだした当初、同薬が効果的であるとの事例が多く報告された。過去にも、エボラ出血熱SARDに対しても有効であった事例も報告されていた。しかしながら、FDAは同薬を検証が不確定とのため認可しなかった。トランプ大統領がCOVID-19に罹患した際、レムデジビルの5日間の投与で回復した。

日本でも、アビガンが有効的であるとの事例が報告されたが、厚生労働省は認可していない。

 

2021年1月 ハンクアーロン氏逝去。ワクチン接種後。検死は行われずに埋葬。組織的に検死をさせないようにしている。90%は検死ができないようにしている。

 

2021年10月、NIHとFDAがファィザーのコロナワクチンを認可。ト開発時の試験中、ワクチン接種と並行してプラセボ試験を実施したが、プラセボの方が死者は少なかった。組織的に事実を隠蔽? 23万件のワクチン接種後の死亡や病気罹患が報告される。

ランセット誌に掲載された論文では、ワクチン接種後の有効率は88% から、5ヶ月には47%に低下。

 

ローバート マロン 博士 mRNAの開発者 「米国民はワクチン接種に反対する術を奪われた。」(2021 10月)

 

モンタニエ博士 ワクチンでは伝染病を止めることが不可能。

 

 

2022年10月10日、欧州議会の証人喚問に呼ばれたファイザー社役員スモール氏は「ワクチンは人から人への伝染の有用性は検証されていない」とも取れる発言をし物議を醸し出した。

 

 

 

【ワクチンに異を唱える人々】

 

中村天風

日露戦争時の日本陸軍諜報員から、実業家、啓蒙思想家として活躍。ヨガを日本に紹介したお一人。最近では、大谷翔平選手や京セラの稲盛和夫氏などの著名人が同氏に傾倒していることで注目されている。

昭和3年時、天然痘のワクチン接種は国民に義務化されていたが、断固ワクチン接種を固辞。

 

 

ノバク ジョコビッチ

ワクチンを接種を固辞したため、2022年の全豪オープンに出場できず。同年の全英では優勝。BBCのインタビューにて、次のように発言。

「自分の体に何を入れるかの自由は尊重されるべきだ。」

ジョコビッチは、グルテンフリーの食事(小麦を摂取しない)を始めてからナンバーワンの選手に上り詰めた。

 

 

ワクチンを勧めない首長

ブラジル ボルソナーロ大統領

フロリダ州 デサンティス知事

阪南大津市 南出市長 - ワクチンの状況について動画配信。

 

以上